ルンバの先生

去年の冬から通い始めた自宅近くのルンバレッスン。
そこで教えているキューバ人ダンサーに、ずっとずっと受けてみたいと思っていたレッスン。この先生はサンティアゴ・デ・クーバの出身で、キューバではダンサーとして活躍していた人。
イタリアへは、あるキューバレストランからの誘いで、そこでダンサーとして働くために連れてこられた。
背はそれほど高くないが、きりっと引き締まったからだと、かわいらしい顔でなかなか人気のあるダンサーだった。トリノの女性と結婚し、女の子を一人もうけて、キューバンレストランをやめた後もサルサバーでダンサーとして女の子を踊らせる仕事をしていた。そのときからずっとずっと気になっていた。彼の踊るスタイルが好きだった。ずっとずっと踊って欲しいと思っていたけれど、ディスコで働くダンサーの割にはちょっと恥ずかしがりやさんで、知っている子しか誘っていなかったので、私はいつも眺めて”いつかは・・”と思っていた。

あるとき、そこのディスコに通い始めて数ヶ月がたって、向こうも私の顔は知っているが誰かから紹介してもらったわけでもないので挨拶を交わすこともなく過ぎていたある日、たまたま私のサルサの先生の彼女と一緒にいるところに、彼がこの彼女に挨拶に来て、そのときに横にいた私にも手を差し出し挨拶を交わした。その日、サルサナイトが始まるとすぐに私を誘いに来てくれた。その日はバチャータとサルサ、2回も誘ってくれた。(普通はダンサーは、たくさんの子を踊らせないといけないので1度だけ誘うのが普通。)このときにわかった。”今まではきちんと紹介しあっていなかったから誘ってくれなかったんだ”と。
その後、そのディスコから姿を消して、しばらく見かけなかった。知り合いから、私の住んでいる家のすぐ近くに住んでいることがわかったが、実はそのときはすでにミラノに引っ越していた後だった。ミラノに新しい彼女が出来、その彼女が妊娠したために奥さんと別れてそっちの彼女のところに行ったからだ。
でもレッスンには毎週1度トリノに通ってきていたらしく、去年の冬にやっとレッスン日を聞き、通える曜日だったことと、自宅から歩いて5分のところだったこともあり、念願のこの先生のレッスンを受けることとなった。
毎週楽しかった。ルンバの基本のレッスンだけれど、時にはアフロも交え、その動きの説明もかなりわかりやすく、さすがにちゃんとダンスのレッスンを積んだ人だと感じさせられた。
Clave BlancaとClave Negraの説明も、今までの誰よりもわかりやすい説明。

7月の末にレッスンが一旦終わり、9月に改めて会いましょう!と笑顔で別れたのに、9月になってみたら、急に先生がレッスンを中止することになっていた。びっくり。レッスン仲間みんなでびっくり。そして悲しんでいる。
1週間前にはスクールにもレッスン日の確認の電話が先生からオーナーにあったらしいが、その数日後に再び先生からオーナーに電話で”もうレッスンを続けることが出来ない”と。
なぜだかは来週の月曜にみんなでご飯を食べに行くときに説明してくれるらしいが、それにしても悲しい。
毎週の楽しみが消える。ぽっかり穴が開いた気分。
現在はトリノに住んでいない分、この先生のレッスンを受けられる可能性はゼロに近い、いや、ゼロかもしれない、だから余計に寂しい。

この先生の元にたどり着くのに長い月日がかかって、やっとたどり着いたと思ったのに、すぐに離れてしまう。
ちなみにこの先生は、イタリアで活躍するキューバ人ダンサー3人とコンガ奏者1人で結成された”Clave Negra”と言うグループの一人。確かYou Tubeで彼らの踊りが観られるはず。
どのダンサーもすばらしい。彼らの師匠は宝塚歌劇団で指導したこともあるらしい。
私の大好きな、ルンバの先生はEloy Leivaという名前です。
彼らのショーを見る機会があれば、是非是非見に行ってください。
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         ”最後のレッスン”の後に先生と。普通の顔はもっとかわいい。

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         先生とスクールのオーナーを囲んで、レッスン仲間の男性陣

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         そして女性陣。このときは誰がこの結末を想像できよう・・・?

この記事へのコメント

mado
2007年09月13日 14:57
う~~残念だ~~。
yokoはイタリアで充分!キューバしてるねっ。
また会えるといいのにねっ。
yoko de torino
2007年09月14日 04:09
会いたいよ~。ゲバラのベルト(安物だけど)を買ったのに、Madoさんにあげるのを忘れた。今度送るね!いよいよ今度の月曜はルンバの先生と仲間と最後の晩餐だ・・・うぐっ、寂しい・・・