サルサ教室を開く

先日、友達カップルがサルサの教室を開いたと聞いた。当然ながら、驚いた。
私の住むトリノでは数え切れないほどのサルサ教室がある。スタイルも様々。サルサクバーナ、サルサポルトリカーナ、ニューヨークスタイル、ロサンジェルススタイル、そしてフリースタイル。
サルサ人口のとても多いイタリア。少し踊れるようになるとすぐに人に教えようとするイタリア人。教えることには文句は無い。ただ、どうしても気になるのが、”サルサクバーナ”を教えます、とうたっておきながら、実際にはクバーナではない、ということ。イタリア人のダンサーの中で、サルサクバーナをしっかりと踊れて、教えるレベルまで到達した人はここトリノにはいないと思う。
友達カップルもそのうち。彼らが教えるのはすべてのスタイルを調合した(らしい)フリースタイル。でもクバーナも教えるという。二人ともキューバ人のマエストロについていくつかのレッスンはした。一緒に私も受けたことがある。その印象から言うと、彼らは教える域には達していない。カップルの男の子と踊ることがたまにあるが、たまに彼がやりたかった動きに私がついていけないと私のせいにする。人それぞれ踊りの癖があるので、何度か踊っているとその人の癖もわかり、どこへ私を持って行きたいかも大体わかるが、彼の場合はそれ以前の問題。
彼女のほうといえば、リズムを正確にとることができない人。Sonのリズムはいまだに取れない。Reggaetonのコンテストで2位か3位になったらしけれど、彼女の踊りは”うまい”とはいえない。でも本人たちはうまいと思っているので、それはそれでいいが、でも教えるとなると別。

こんな感じの”勘違い講師”が山ほどいる。あるキューバ人DJが小雑誌に書いていたことがとても納得いく。
”いろんなスクールがあるが、講師がいいかどうかというのはDJブースからフロアーを見ているとよくわかる。時々行われるディスコでの各スクールの発表会も、目を覆いたくなるほどの出来の悪いものが多い。それはすべて講師の責任。サルサを習いたいと思っている人に言いたいのは、しっかりと目を開いて講師を選ぶということ。云々・・・”

教室を開いたという友達カップル、なんとアフロルンバも教えるらしい。そんな大それたことを!!!キューバ人でさえそれを人に教えるのは難しいというのに。

幸いに私はいい先生にめぐり合っている。気の毒に思うのは、レッスン料を払って質の悪いレッスンを受けさせられる生徒さん。お金を捨てるようなものだから・・・・

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